春休みの昼下がり、コンビニの前で何気なく始まった会話が、僕たちの人生で最も馬鹿で、最も美しい冒険の始まりだった。
所持金6000円、行き先未定、宿なし予定なしの完全ノープラン旅行。
若さという無謀さだけで、僕たちは知らない世界へと歩き始めた。
第1章 6000円の春
春の陽射しが心地よい午後三時、僕は大学近くのコンビニの前で悠人と無駄話をしていた。
「大地、おまえマジで暇そうだな」
悠人がペットボトルのお茶を飲みながら、呆れたような顔で僕を見る。確かに僕は、コンビニの前にある小さな段差に座り込んで、行き交う人々をぼんやりと眺めていた。春休みも終盤にかかり、バイトもサークルもない僕には、本当にやることがなかった。
「おまえもだろ」
「それもそうだな」
悠人は苦笑いを浮かべる。彼も僕と同じ二十歳の大学生で、工学部に通っている。僕が文学部なのに対して、彼は理系らしく論理的な思考をするが、こと遊びに関しては僕以上にノリと勢いの人間だった。
「なあ、俺たちさ」
悠人が突然立ち上がり、僕の前に立った。
「旅行こうぜ」
「旅行?」
僕は少し驚いた。悠人の提案は突然すぎて、しかも僕たちには致命的な問題があった。
「金ないぞ」
「いくらある?」
悠人が真剣な顔で聞いてくる。僕は財布を取り出し、中身を確認した。
「2000円」
「俺、4000円」
悠人も財布を開いて確認する。
「合わせて6000円か」
しばらく沈黙が続いた。六千円で旅行なんて、普通に考えれば無謀すぎる。しかし、悠人の目には既に決意が宿っていた。
「……行けるじゃん」
「馬鹿だろ、おまえ」
「馬鹿で何が悪い。春休み、このまま終わらせるのか?」
悠人の言葉に、僕も何かが動いた。確かに、このまま何もしないで春休みが終わるのは寂しすぎる。
「交通手段は?」
「ヒッチハイク。バスは最終手段」
「宿は?」
「泊まらない」
「食事は?」
「コンビニ」
僕は立ち上がり、悠人と向き合った。
「ルールを決めよう」
「ルール?」
「一つ、無理はしない。二つ、楽しむ。三つ、帰ってくる」
悠人は笑った。
「それだけ?」
「それだけ」
「よし、決まりだ。行き先はどうする?」
僕たちは少し考えた。正直、行き先なんてどこでもよかった。大事なのは、いつもと違うことをすることだった。
「行けるところまで行こう」
「いいな、それ」
こうして、僕たちの6000円旅行が始まった。午後3時半、コンビニでおにぎりとペットボトルのお茶を買い、残金は5700円。僕たちは駅とは反対方向の道を歩き始めた。
「なあ、大地」
「何だ?」
「俺たち、馬鹿だよな」
「ああ、最高に馬鹿だ」
僕たちは笑いながら、知らない町へと向かった。
第2章 歩いて知らない町
「おい、車止まったぞ」
歩き始めて一時間、僕たちは国道に出てヒッチハイクを始めていた。悠人が興奮して僕の袖を引っ張る。止まったのは大きなトラックで、運転席から四十代くらいの男性が身を乗り出していた。
「どこまで行くんだ?」
「行けるところまで」
悠人が答えると、運転手の男性は少し困ったような顔をした。
「行けるところまでって、どういうことだ?」
僕が代わりに説明した。
「すみません、僕たち大学生で、春休みに旅行しようと思ったんですけど、お金がなくて。それで、行けるところまで行こうと思って」
運転手は少し笑った。
「ああ、そういうことか。俺も若い頃やったな。乗れ」
僕たちは喜んでトラックの助手席に乗り込んだ。運転手の名前は田中さんといい、建設資材を運んでいるという。
「今日はどこまで行くんですか?」
「隣の県までだな。まあ、二時間くらいか」
トラックが動き出すと、窓から見える景色がどんどん変わっていく。いつもの見慣れた街並みから、だんだんと知らない景色に変わっていく様子に、僕は妙な興奮を覚えた。
「なあ、兄ちゃんたち」
田中さんが話しかけてきた。
「若いうちのバカは無敵だ。俺みたいに家族ができると、そういうバカはできなくなる」
「田中さんも昔、旅行したんですか?」
悠人が聞くと、田中さんは遠くを見るような目をした。
「ああ、二十歳の時かな。友達と北海道まで行った。金はなかったけど、楽しかったな」
「今でも、その友達と会うんですか?」
「いや、もう十年以上会ってない。でも、あの旅のことは今でも覚えてる」
田中さんの言葉に、僕と悠人は顔を見合わせた。十年後、僕たちもこの旅のことを覚えているのだろうか。
二時間後、トラックは田舎の町で止まった。
「ここまでだ。頑張れよ」
田中さんに手を振って見送った後、僕たちは見知らぬ町に立っていた。時刻は午後六時。辺りはだんだんと暗くなり始めていた。
「腹減ったな」
「俺も」
僕たちは近くのコンビニでおにぎりを買った。100円のおにぎりを二個ずつ。残金は4600円になった。
「今日はどこで寝る?」
「河川敷でいいんじゃないか」
町外れの河川敷で、僕たちは夕食を食べた。おにぎりとお茶だけの質素な食事だったが、なぜか美味しく感じられた。
空には星が見え始めていた。都会では見ることのできない、たくさんの星が輝いている。
「なあ、悠人」
「何だ?」
「大学って、何なんだろうな」
突然そんなことを言った自分に驚いた。でも、こうして星空を見上げていると、普段考えないようなことを考えてしまう。
「急にどうした?」
「いや、なんか今日一日で、大学で学んでることより大事なことを学んだような気がして」
悠人は少し考えてから答えた。
「でも、大学行ってなかったら、俺たちは出会ってなかったぞ」
「それもそうだな」
僕たちは笑った。そして、草の上に横になった。背中がちくちくして、地面は硬かったが、不思議と心地よかった。
「しんどいのに、なんで楽しいんだろうな」
悠人がつぶやく。僕も同じことを考えていた。お金はない、寝床も不安定、明日の予定も決まっていない。客観的に見れば最悪の状況なのに、なぜかとても楽しかった。
「若いからじゃない?」
「それだけか?」
「それだけで十分だろ」
夜が更けていくにつれて、気温も下がってきた。僕たちは寄り添うようにして、眠りについた。
第3章 はじめての挫折
目を覚ますと、雨が降っていた。
「最悪だ」
悠人が唸った。僕たちは慌てて荷物をまとめ、近くの公園の東屋に避難した。しかし、時既に遅し。僕たちの服は既にびしょ濡れになっていた。
「寒い」
僕の歯がガチガチと鳴った。三月の雨は冷たく、濡れた服を着ていると体温がどんどん奪われていく。
「どうする?」
悠人も震えている。東屋の中で雨宿りをしていたが、風が強く、雨が斜めに吹き込んでくる。
「とりあえず、雨がやむまで待つしかないな」
しかし、雨は一向にやむ気配がなかった。それどころか、だんだんと強くなってきているようだった。
午前十時、雨はまだ降り続いていた。僕たちは寒さに震えながら、お互いに寄り添っていた。
「なあ、大地」
「何だ?」
「やっぱり帰るか?」
悠人の言葉に、僕は少し考えた。確かに、このままでは風邪をひいてしまうかもしれない。でも、まだ旅は始まったばかりだった。
「……いや、もうちょっとだけ」
「本当に?」
「ああ」
しかし、状況はさらに悪化した。午後になって、悠人のスマートフォンの電池が切れてしまったのだ。
「充電器、持ってきてないの?」
「忘れた」
僕のスマートフォンも、電池残量が二十パーセントを切っていた。地図も見られなくなるし、連絡も取れなくなる。
「俺たち、どこにいるかも分からなくなるぞ」
「大丈夫だろ。人に聞けば」
しかし、心の中では不安が大きくなっていた。
「なあ、大地」
「何だよ」
「俺たち、やっぱり馬鹿だよな」
悠人の声には、昨日の楽しそうな調子がなくなっていた。
「ああ、最高に馬鹿だ」
僕も答えたが、昨日ほど軽やかな気持ちにはなれなかった。
雨は午後三時頃にようやくやんだ。僕たちは東屋を出て、濡れた服のまま歩き始めた。しかし、どこに向かっているのか、自分たちでもよく分からなかった。
「喧嘩しよう」
悠人が突然言った。
「は?」
「なんか、ムカつくんだよ。おまえも俺も、この状況も」
確かに、僕もイライラしていた。濡れた服、空腹、疲労、そして先の見えない不安。すべてが嫌になっていた。
「おまえが旅行しようって言ったんだろ」
「でも、大地だって乗り気だったじゃん」
「乗り気じゃなかったら来てない」
「だったら文句言うなよ」
「文句なんか言ってない」
僕たちは言い合いながら歩いた。しかし、だんだんと疲れてきて、最後は沈黙になった。
歩いていると、制服を着た中学生が僕たちに話しかけてきた。
「お兄さんたち、旅行中ですか?」
「まあ、そんなところかな」
悠人が答えた。
「大変そうですね。これ、パン余ったんで良かったら」
中学生は小さなパンを二つ、僕たちに差し出した。
「え、でも」
「いいですよ。僕、パン屋の息子なんで、いつも余るんです」
僕たちは礼を言って、パンを受け取った。中学生は笑顔で手を振って去っていった。
「優しいやつだったな」
「ああ」
パンを食べながら、僕たちの気持ちも少し落ち着いた。
「なあ、悠人」
「何だ?」
「何で俺たち、旅してるんだろうな」
「……バカだからじゃね?」
「そうかもな」
僕たちは笑った。少しだけ、昨日の気持ちを思い出した。
第4章 事件と優しさ
二日目の夜は、コインランドリーで過ごすことにした。濡れた服を乾かしながら、プラスチックの椅子に座って待つ。深夜のコインランドリーは、蛍光灯の明かりと洗濯機の音だけが響く、妙に落ち着く空間だった。
「なあ、大地」
「何だ?」
「今日は最悪だったな」
「まあな」
しかし、最悪だったからこそ、中学生の優しさが身に染みた。あの小さなパンが、どれほど僕たちを救ったことか。
洗濯機の振動と音に包まれて、僕はうとうとし始めた。悠人も同じような状態だった。気がつくと、僕たちは椅子で眠ってしまっていた。
目を覚ましたのは、朝の六時だった。外はもう明るくなっていて、鳥の声が聞こえてくる。
「服、乾いたかな」
悠人が乾燥機を開けた。服は完全に乾いていて、ふわふわしていた。
「気持ちいい」
僕たちは乾いた服に着替えた。昨日の不快感が嘘のように消えて、気分も晴れやかになった。
「朝飯食おうぜ」
残金は3800円。僕たちは近くのコンビニでおにぎりとコーヒーを買った。
「今日はどっちに行く?」
「海の方にしない?」
悠人の提案に、僕も賛成した。海なら、何となく旅の終着点にふさわしい気がした。
コンビニを出ると、財布がないことに気づいた。
「ねえよ」
「え?」
悠人も慌てて確認したが、彼の財布もなかった。
「まじかよ」
僕たちは急いでコインランドリーに戻った。しかし、そこにも財布はなかった。
「盗まれたのかな」
「かもしれない」
残金ゼロ。僕たちは途方に暮れた。
「交番に行こう」
近くの交番で事情を説明したが、警察官はあまり取り合ってくれなかった。
「証拠もないし、被害届を出すにも時間がかかります。それに、見つかる可能性は低いですね」
結局、何の解決にもならずに交番を出た。
「どうする?」
「とりあえず歩くしかないな」
お金がなくても、歩くことはできる。僕たちは重い足取りで歩き始めた。
しばらく歩いていると、七十歳くらいのおばあさんが話しかけてきた。
「あんたたち、旅してるんかい?」
「はい、一応」
僕が答えると、おばあさんは優しく笑った。
「荷物も少ないし、お金もなさそうやね」
「すみません」
なぜか謝ってしまった。
「謝ることないよ。私も若い頃、旅したことあるから分かる」
おばあさんは小さなバッグから、おにぎりと500円玉を取り出した。
「これ、持っていき」
「え、でも」
「いいから。若いときにしかできないバカをしなさい」
僕たちは深々と頭を下げて、おばあさんの好意を受け取った。
「ありがとうございます」
「気をつけてね」
おばあさんが去った後、僕たちはその場に立ち尽くしていた。
「泣きそうになった」
悠人がつぶやいた。僕も同じ気持ちだった。涙は出なかったけれど、胸がぎゅっとなった。
「この旅、あと二日は生き延びれるな」
「ああ」
僕たちは再び歩き始めた。今度は、少しだけ足取りが軽くなっていた。
第5章 海のほうへ
おばあさんからもらった500円とおにぎりで、僕たちは、まだ旅をやめなかった。目的地を"海"に決めたのは、なんとなく「それっぽいから」という理由だった。
「海まで、どのくらいかな」
「分からん。でも、歩けない距離じゃないだろ」
三日目の朝、僕たちは幹線道路でヒッチハイクを試みていた。しかし、昨日の雨で服がしわしわになっていたり、髭が伸びていたりで、見た目が少し怪しくなっていた。
「車、全然止まらないな」
「まあ、俺たちの見た目じゃしょうがない」
それでも歩き続けていると、パン屋の配達トラックが止まってくれた。運転席から、二十代後半くらいの男性が顔を出した。
「どこまで行くんですか?」
「海の方に行きたいんです」
「海なら、俺の配達先の近くですよ。乗ってください」
僕たちは喜んでトラックに乗り込んだ。運転手の名前は山田さんといい、地元のパン屋で働いているという。
「俺も昔、放浪してました」
山田さんが話し始めた。
「大学中退して、一年くらいぶらぶらして。親には心配かけたけど、あの時間があったから今がある」
「今は何してるんですか?」
「パン屋です。でも、楽しいですよ。毎朝早いのは大変ですけど」
山田さんの話を聞いていると、旅の先に何があるのか、少し見えたような気がした。
「帰ってきたとき、世界がちょっとだけマシに見えるんですよ」
山田さんの言葉が心に残った。
一時間ほどで、海沿いの町に着いた。
「ここから海まで歩いて十五分くらいです。頑張ってください」
山田さんに手を振って見送った後、僕たちは海の方向に歩いた。だんだんと潮の匂いがしてきて、カモメの鳴き声も聞こえてくる。
「もうすぐだな」
「ああ」
そして、ついに海が見えた。広い青い海が、夕日に照らされて輝いている。砂浜には誰もいなくて、波の音だけが聞こえていた。
「ついたな」
「ああ、ついた」
僕たちは靴を脱いで、ズボンをまくり上げて海に足をつけた。
「冷たっ!」
「でも気持ちいい!」
冷たい海水が足に触れる感覚が、なんとも言えず心地よかった。
「なあ、大地」
「何だ?」
「旅って、こういうことだったのかな」
悠人の言葉に、僕も考えた。確かに、この三日間は大変だった。お金はなくなるし、雨に濡れるし、道に迷うし。でも、普段では出会えない人たちと出会い、普段では感じられない感情を感じた。
「違うかもしれないけど、今はこれでいいや」
「そうだな」
僕たちは海を眺めながら、しばらく黙っていた。夕日がだんだんと沈んでいき、空の色が変わっていく。
「きれいだな」
「ああ」
こんなにシンプルな感動を、最近味わったことがあっただろうか。大学でも、バイト先でも、こんな風に純粋に「きれい」だと思うことはなかった。
「写真撮ろう」
僕はスマートフォンを取り出した。電池は残り五パーセントだったが、最後に一枚だけ撮影した。海をバックに、笑顔の僕たちが写った。
「いい写真だな」
「ああ、最高だ」
太陽が完全に沈むまで、僕たちは海にいた。星が見え始めると、今夜の宿を考えなければならなかった。
「今夜はどうする?」
「海辺で寝るか」
「風邪ひくぞ」
「でも、最後の夜だし」
結局、僕たちは海辺で夜を過ごすことにした。少し寒かったが、波の音を聞きながら眠るのは悪くなかった。
第6章 帰るって、なんかいいな
翌朝、僕たちの所持金は147円だった。
「電車賃もない」
「完全に詰んだな」
でも、不思議と絶望感はなかった。むしろ、達成感のようなものがあった。
「親に連絡するか」
僕はスマートフォンの電源を入れた。電池は残り三パーセント。メッセージアプリで親に連絡を取った。
「電車賃だけ貸して。説明は後で」
しばらくして、返事が来た。
「無事でよかった。最寄りの駅まで振り込んでおく」
僕たちは近くの郵便局のATMで、親からの振込を確認した。電車賃と少しの食費が入っていた。
「ありがたいな」
「本当に」
改めて、親のありがたさを感じた。
帰りの電車で、僕たちは窓の外を眺めながら話した。
「なあ、悠人」
「何だ?」
「俺、もうちょっとだけ真面目に生きてみようかな」
「うわ、真面目な大地、つまんなそう」
「でも、真面目に生きるっていうのも、悪くないかもしれない」
「まあ、それもいいんじゃない」
「でもさ、またこういう旅しようぜ」
「次は10000円でな」
「それじゃ豪遊だろ。6000円じゃなきゃダメだ」
僕たちは笑った。電車の中で笑う僕たちを、他の乗客は少し不思議そうな目で見ていたかもしれない。でも、そんなことはどうでもよかった。
「なあ、大地」
「何だ?」
「この旅、最低だったよな」
「ああ、最低だった」
「でも」
「でも?」
「最高だった」
「ああ、最高だった」
僕たちの六千円旅行は、こうして終わった。お金はなくなり、服は汚れ、疲れ果てていた。客観的に見れば、最低の旅行だったかもしれない。でも、僕たちにとっては最高の旅行だった。
エピローグ あの日の写真
あれから五年が経った。僕は都内の出版社に就職し、悠人は地元の建設会社で働いている。お互い忙しく、なかなか会う機会もなくなった。
引っ越しの荷物を整理していると、古いスマートフォンが出てきた。そういえば、あの旅行の後すぐに機種変更したんだった。
久しぶりに電源を入れてみると、データがまだ残っていた。そこには、海辺で笑う僕たちの写真があった。若くて、馬鹿で、でもとても輝いている二人の大学生が写っていた。
「懐かしいな」
写真を見ていると、あの時の感情が蘇ってきた。田中さんの優しさ、雨の冷たさ、おばあさんの温かさ、山田さんの言葉、そして海の美しさ。
結局、あの旅が人生で一番馬鹿で、でも、最高だったのかもしれない。
今の僕は、それなりに真面目に生きている。仕事も順調だし、恋人もいる。安定した生活を送っている。でも、時々思う。あの頃の無謀さを、もう一度味わってみたいと。
スマートフォンを静かに閉じ、立ち上がる。
「たまには、またバカをやってもいいかな」
窓の外では、春の風が吹いていた。
おわり
最後まで読んで頂いて有難うございました。
お願いがあります。
この小説は有料版のChatGPTを使用して執筆しています。
そこで、もしAmazonでお買い物予定がある方は以下のリンクから購入して頂けると広告収入が入って助かります。
あなたに直接的な負担はありません。
広告収益をChatGPT有料版の費用にさせて下さい。
(Amazonアソシエイト広告です。)
おススメの小説をご紹介
-
-
短編小説|またな、の距離
2025/5/25
見知らぬおじさんと、日本一周。エアコンは壊れ、道に迷って、ちょっと泣いた。でも、たぶん今が、青春だった。 第一章:泡立つビール、沈む声 東京の路地裏にある、名前 ...