「プロみたいなアニメイラスト、描いてみたいけど自分には無理…」 そう思っていませんか？ もし、その夢が無料で、しかもスマホ一つで簡単に叶えられるとしたら、試してみたくなりませんか？
今、AIイラスト界隈で「無料でこのクオリティはすごい！」と話題になっているのが「SeaArt.ai（シーアート）」。 今回は、このSeaArtの魅力と、思わず誰かに見せたくなるような素敵なイラストを生み出すための、簡単なコツとプロンプト（呪文）を徹底解説します。
SeaArt.ai（シーアート）： https://www.seaart.ai/ja
目次
無料で高品質！「SeaArt.ai」ってどんなAI？
SeaArt.aiは、特にアニメやイラストといった、いわゆる「二次元」の表現が非常に得意な画像生成AIサービスです。
最大の魅力は、なんといっても基本無料で使えること。 毎日ログインしたり、簡単なタスクをこなしたりするだけで「スタミナ」と呼ばれる無料クレジットがもらえ、その範囲内でたくさんの画像を生成できます。
有料の画像生成AIに匹敵するようなハイクオリティなアニメイラストが、お財布を気にせず楽しめる。これが、SeaArtが多くの人に支持されている理由です。 PCブラウザはもちろん、スマホアプリも提供されているので、ベッドに寝転がりながらでも、いつでもどこでも創作活動が始められます。
簡単3ステップ！SeaArtを始めよう
「なんだか登録が面倒くさそう…」と感じるかもしれませんが、SeaArtの始め方は驚くほど簡単です。
- アカウント登録 公式サイトにアクセスし、Googleアカウントやメールアドレスなどでサインアップするだけ。1分もかかりません。
- 創作画面へ移動 ログインしたら、画面上部の「創作」や「AI作画」といったボタンをクリックします。
- プロンプトを入力して生成！ テキストボックスに「呪文」となるプロンプトを入力し、「生成」ボタンを押せば、数十秒であなただけのイラストが完成します。
スマホで楽しみたい方は、お使いのアプリストアで「SeaArt」と検索してみてください。直感的な操作で、PC版とほぼ同じ機能が使えますよ。
理想の絵柄がきっと見つかる！「モデル」の魔法
さて、ここからがSeaArtを10倍楽しむための重要なポイントです。 SeaArtには**「モデル」**という、AIの画風や絵柄をガラッと変えられる、魔法のような機能があります。
「モデル」とは、いわば「絵柄のプリセット」のようなもの。 例えば、以下のような多種多様なモデルが用意されています。
- ふんわりと淡い色使いが特徴の、可愛いアニメ風モデル
- 線がシャープで美しい、クールなイラスト風モデル
- 水彩画のような、アナログ感あふれるノスタルジックなモデル
- 厚塗りのような、重厚感のあるゲームアート風モデル
使い方は簡単。 「創作」画面の左側や、「ホーム」画面の「モデル」タブから、好きな絵柄のサムネイルを選んで「このモデルで作画」ボタンを押すだけ。 それだけで、あなたのプロンプトが、その選んだモデルの絵柄で出力されるようになります。
まずは色々なモデルを試してみて、あなたの「好き！」にビビッとくるお気に入りの絵柄を見つけること。それがSeaArtを使いこなす一番の近道です。
【実践編】コピペでOK！シーン別アニメ風プロンプト集
お気に入りのモデルを見つけたら、いよいよプロンプトの出番です。 ここでは、どんなモデルでも使いやすい、基本的なプロンプトの例をご紹介します。
最初に、品質を上げるおまじないとして、以下の言葉をプロンプトの冒頭に入れるのがおすすめです。 masterpiece, best quality, ultra-detailed, illustration （傑作、最高品質、超詳細、イラスト）
木漏れ日の下で微笑む、麦わら帽子の少女
プロンプト例：
masterpiece, best quality, 1girl, smiling, straw hat, white dress, long hair, under the sunlight filtering through trees, summer, nostalgic anime style
（傑作、最高品質、女の子1人、微笑んでいる、麦わら帽子、白いワンピース、長い髪、木漏れ日の下で、夏、ノスタルジックなアニメ風）
実際にプロンプトを入力して捜索をしてみましょう。
1，2分待つと4枚の候補を表示してくれます。好きなもの(全部でもOK)を選びます。
これらのプロンプトをベースに、髪の色（brown hair）や服装（school uniform）などを変えるだけでも、無限のバリエーションが楽しめますよ。
AIは「描けない」人の味方になる
「絵を描くのは好きだけど、自分には才能がないから…」 そうやって、創作活動を諦めてしまった経験はありませんか？
AIは、そんな「描きたいけど描けない」というジレンマを解消してくれる、強力な味方です。 これまで絵を描くには、デッサン力や色彩感覚といった専門的な技術の習得が不可欠でした。しかしAIを使えば、その技術的な部分をすべてAIに任せ、「何を表現したいか」というアイデアや感性そのものを、直接アウトプットできます。
AIの登場によって、「描く」という自己表現が、一部の専門家のものから、誰もが気軽に楽しめるものへと解放されつつあるのです。
アイデアの源泉を見つけよう
SeaArtで色々なイラストを作っていると、だんだん「どんなプロンプトにしようかな？」とアイデアが尽きてくることがあります。 そんな時、あなたの創作活動を助けてくれる、とっておきのアイテムを2つご紹介します。
1. 色からインスピレーションを得る「配色アイデア手帖」
イラストの印象をガラッと変えるのが「色」の力です。どんなに素敵な構図でも、色の組み合わせがイメージと違うと、魅力は半減してしまいます。
そんな時に役立つのが、テーマに沿った美しい配色パターンを数多く紹介してくれる「配色アイデア手帖」のような書籍です。 「日本の伝統色」「フランスの美しい配色」といったテーマでページをめくっているだけで、「この色の組み合わせ、次のイラストで使ってみよう！」という新しいインスピレーションが次々と湧いてきます。
プロンプトにcolor palette of Japanese traditional colorsといった一文を加えるだけで、AIは見事にその雰囲気を再現してくれますよ。
2. 物語を生み出す「タロットカード」
もう一つ、少し意外かもしれませんが、物語性のある一枚絵を作りたい時に強力なヒントをくれるのが「タロットカード」です。
タロットカードは一枚一枚が象徴的なイラストと意味を持っており、想像力を非常にかき立ててくれます。 例えば、偶然「THE STAR（星）」のカードを引いたとします。そこから「星空の下で未来への希望を祈る少女」という情景を思い浮かべ、プロンプトを組み立ててみるのです。
自分では思いもよらなかったキーワードやシチュエーションを「偶然」が運んできてくれる。この感覚は、AIイラストの面白さととても相性が良いんです。最近は、海外のアーティストが描いた美しい絵柄のカードも多いので、お気に入りの一組を探してみてはいかがでしょうか。
本やカードを片手にプロンプトを考える時間は、それ自体がとてもクリエイティブで楽しいひとときですよ。
おわりに - あなたの「好き」を形にする週末 -
今回は、無料のAI「SeaArt.ai」の魅力と楽しみ方をご紹介しました。 SeaArtを触っていると、まるで膨大なイラストレーターさんのカタログの中から、自分のイメージにぴったりの人に作画をお願いしているような、なんとも贅沢な気分になります。
今週のおすすめは、SeaArtアプリの「ホーム」画面をただただ眺めてみることです。 世界中のユーザーが、どんなモデルとプロンプトを組み合わせて素敵な作品を生み出しているのか。それを見ているだけでも、新しいインスピレーションが次々と湧いてきます。
この週末、まずはピンときたモデルを一つ選んで、プロンプトは「1girl, smiling」だけでもOKです。 そこから一つずつ、あなたの「好き」な要素を言葉にして足していく「プロンプト育成」を、ぜひ楽しんでみてください。
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